MRG-B5000 - G-SHOCK MAG. | G-SHOCK 腕時計

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The MRG-B5000

G-SHOCKが誕生から35年の節目を迎えた2018年、カシオはGMW-B5000Dを発表した。G-SHOCKのORIGINであるDW-5000Cのデザインをベースにしつつ、外装をステンレススティールによってフルメタル化したこのモデルは、G-SHOCKフリークの支持を獲得するのみならず新たなファンも創出。その後は外装素材にチタンを加え、IPによるカラー展開や、多彩なフィニッシングでルックスにアクセントを添え、GMW-B5000シリーズは着実にラインナップを拡充していった。

そんなフルメタルORIGINの最進化形がMRG-B5000。MR-Gにラインナップされただけではなく、「ORIGINを極める」というテーマを掲げて製作された、言わば“フルメタルORIGINの最高峰”に位置付けられるモデルだ。特徴は素材と構造。ケースには64チタン合金、ベゼルにはコバリオン、バンドにはDAT55Gといずれも高硬度な素材を用いているのだが、こうした素材においても研磨を極めるべく、構造をイチから見直している。というのも、従来のフルメタルORIGINはケース外側のカバーが一体成形となっており、この構造をそのまま用いたのでは各素材の凹面をしっかりと磨き上げられない。そこでカシオではカバーを25個のパーツに分解。造形が複雑なORIGINにおいても、細かい部分まで研磨できるようにし、G-SHOCKの最高峰ラインにふさわしい美観を実現させた。

だが一方で、G-SHOCKの核となる耐衝撃構造には問題も発生した。一体成形のカバーを用いたGMW-B5000シリーズは、センターケースとベゼルのあいだに緩衝材を挟み込んでいたが、MRG-B5000はカバーパーツを分割してしまったので従来のような耐衝撃構造を取り入れられなかったのだ。そこで考案されたのがマルチガードストラクチャー。板バネを挟み込んだT字型のパーツをケースの四隅に配置し、これが上下に摺動することでバンパーのような効果を与えるとともに、ケースの上下や両サイドにも緩衝材を施してあらゆる方向からの衝撃に耐え得る、新たな構造を生み出したのだ。

まさにORIGINの最進化形と呼ぶにふさわしいクリエーションだが、こうしたチャレンジングなORIGINを作り上げるに至ったきっかけのひとつが、日本発の合金であるコバリオンの存在であったという。

コバリオンを開発したのは東北大学の千葉晶彦教授。1990年代中頃、千葉氏はコバルトクロムモリブデン合金を医療用金属として国産化するべく研究を開始。その主目的は当時、欧州ですでに問題視されていた、アレルギー反応を引き起こすニッケルを合金からなくすことだった。一方で、この合金の主な用途としていた、医療用の人工関節などに使うためには加工のしやすさや耐久性も必要になってくる。こうした問題を解決するべく、千葉先生は素材の構造を研究し続けたが、その過程で発見したのは窒素の重要性。それまで、この合金において不純物と考えられていた窒素を加えると、高硬度で耐傷性に優れる性質に加え、高温にすると加工しやすくなることが判明。しかも表面を研磨すると、プレシャスメタルに匹敵する輝きを放つこともわかった。

こうして誕生した新合金コバリオンの開発を担うことになったのは、鉄鋼の街、岩手県釜石市に社屋を構えるエイワ。新しい合金であるため安定して製造できるまでには試行錯誤があり、さらにこの素材を広めていくためには医療用以外での用途も探りながらアピールを続けていく必要があった。そんななかで出会ったのがG-SHOCKだった。

高硬度で、しかも研磨によって美しい光沢を放つコバリオン。日本発祥であることはもちろんのこと、ひとりの素材開発研究者とその熱意に共鳴した企業がこの素材に注いだ情熱はG-SHOCKが実践し続けてきたチャレンジスピリットとも共通する。それこそが、加工難易度の高い素材と新しい耐衝撃構造を組み合わせたMRG-B5000を作り上げた大きな原動力となったのだ。

MRG-B5000B-1JR
¥462,000(税込)

MRG-B5000D-1JR
¥396,000(税込)

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