SPECIAL INTERVIEW - G-SHOCK PRODUCTS - G-SHOCK - CASIO | G-SHOCK 腕時計

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BEAMSと語る、
G-SHOCK PRODUCTSの開発秘話!

2022年4月にローンチするG-SHOCK初の“時計じゃない”アイテムを展開するプロジェクト、G-SHOCK PRODUCTS。ここでは、同プロジェクトの商品プロデュースを担当していただいたBEAMSの中田慎介さんをお招きし、開発の経緯からこだわり、今後のプランについてのお話をさせていただきました。カシオが本気で新しくチャレンジする取り組みについてお伝えさせてください!

ーーまずは、G-SHOCKが時計以外のモノをつくる!この新たなチャレンジについて初めてご相談させていただいた時の印象についてお聞かせください。

中田慎介(以下:中田):すごくポジティブな印象でした。というのも、僕たちの中では、なぜカシオさんはこれまでの長い歴史の中で、G-SHOCKのアパレルを作ってこなかったんだろう? という疑問がありましたし、それを見てみたいという願望もありましたから。“新しいチャレンジ”と聞くとワクワクしますし、私どもがそのお役に立てる機会をいただけるなんて光栄でした。

ーー今回は人々のライフスタイルに寄り添う新たな相棒となる商品を作り出したいという思いがあります。BEAMSさんとはこれまで、G-SHOCKとの別注アイテムを数多く手がけていただいているという経緯があります。同プロジェクトの商品プロデュースをしていただくには最高の適任者(良き相棒)だと考えております。

中田:G-SHOCK PRODUCTSのプロジェクトに関わらせていただいた人間は、僕を含めみんなが中学~大学生と最も多感な時期を90年代に過ごしました。アメカジブームにどっぷりと浸かった我々の腕には必ずG-SHOCKがあったといっても決して過言ではありません。今もこうしてお仕事で関わらせていただいている。勝手ながら相思相愛だと思っております(笑)。

タフのイメージをアパレルに
置き換えるとデニムとCORDURA

ーー今回の製品について中田さんの方から説明していただけますでしょうか。

中田:どういったプロダクトがいいのか? と考えた時にまず頭をよぎったのが“アイスホッケーのパック代わりに使っても壊れない”という(90年代の)あの有名なCMでした。やはり“タフ”というキーワードはG-SHOCKを語る上で最も大切な要素。初めての試みですのであまり奇をてらったことをせず、この部分を突き詰めていくことが重要だと考えたんです。というわけで、チーム内でデニムというキーワードを軸にモノづくりをしていこうと話しあったんです。

ーー確かにデニムという素材は摩擦や擦り切れにとても強いという点でG-SHOCKとの親和性も高いですよね。

中田:ウールのジャケットなら破れたら着れない。でもデニムは破れてもファッションとして成立する。いわば、半永久的なプロダクトでもありますから。

ーーさらに“CORDURA糸”を加えて織り上げたデニムを使用していただいたことでタフさをより強めていただきました。

中田:もう言葉要らずでして、「あぁ、G-SHOCKがデニムのウエアを作ったんだね。しかも、それがCORDURAを使ってるんだね」と、誰もがタフを連想していただけると思います。

ーー私どもは時計に関してはプロとしての意識を持っていますが、洋服に関しては素人です。もし弊社だけでこういった企画をやるとなれば、作れるかはわかりませんが、“絶対に破れないデニム”といったアプローチになっていたと思います。

中田:それはそれですごく面白そうだけど!

ーーそれだとファッション性が薄れてしまいそうで(笑)。コアなファンの方には喜んでいただけるかもしれませんが、今回はファッションという視点で若い世代の方達にもこの企画を通じてG-SHOCKの魅力を感じ取ってもらいたいという目的もあります。なので、CORDURAの提案していただいた時は「そういったアプローチもあるんだ!」とグッときたのを覚えています。

中田:ファッションという視点で言えば、今回はデニムとともに90年代ももうひとつのテーマになっています。

ーー90年代をテーマに掲げた理由もお聞かせ願いますか。

中田:我々のような、いわゆるG-SHOCK世代とも言える人間たちがこの時計に最も影響を受けた時代であること。そして最近、この90年代のリバイバルが続いていることです。街でリサーチをしてみると、若い女性が男性のファッションを好んで身につけていたりもします。これってすごく90年代のムードとリンクしているなと感じだんです。“90年代”という要素を溶け込ませれば、“タフ”というキーワードがより多くの方に響くチャンスなんじゃないかと。

ーーなるほど。

中田:時計の定番アイテムでもあるG-SHOCKのウエアを手がけるとなれば、やはり定番アイテムでなければいけないと思うんです。そういった意味でも、今回は誰がみてもGジャンだと分かるトラッカージャケットをベースに選んでいます。

ーージャケットだけでなくパンツも製作していただきましたよね。

中田:デニムのセットアップは90年代のアメカジスタイルの定番でもありますからね。

ーーデニムのセットアップってすごくクールなコーディネートではありますが、オシャレ上級者の方でないとうまく着こなせないアイテムでもあると思うんです。その点、サイズ感が現代的にリファインされているので僕のような人間にも手に取りやすかったです。

中田:デニムのセットアップスタイルは、無骨で男らしい見た目になる。もちろんそれはそれでかっこいいですが、今回は昨今のトレンドでもあるルーズシルエットを採用してポップで普段のコーディネートにも馴染む印象になるようにデザインしました。ただ、ステッチカラーにはあえてオレンジなどを使わずにボディとの同系色を選んでいます。なのでスマートでシャープな印象も与えるデザインになっています。今のトレンドアイテムとして取り入れていただき、ここからG-SHOCKの魅力を感じ取ってもいただきたいですよね。

なくても困らないが、
あると便利すぎる機能が充実

ーーディテールにもBEAMSさんならではのこだわりをたくさん盛り込んでいただきました。この辺りのお話もお聞かせください。

中田:普通のGジャンでは面白くない。だからといって、ただ素材に面白いものを使っただけだとコアなG-SHOCKユーザーの方には響かないと思うんです。G-SHOCKはそれぞれのモデルにさまざまなこだわりがある。だからこそコレクトしたくなる魅力がある。そういったニュアンスを洋服にも取り入れたかったんです。「G-SHOCKがGジャンを作るとやっぱりこうなるよね! 」と思っていただける要素をディテールに落とし込みました。その最大のポイントがWatch window flapになります。

ーー試着させていただいた際、このディテールは非常に便利でした。

中田:袖口をきつく閉める人っていざ時計を見ようと思った時にすごくストレスになると思うんですよね。なので、G-SHOCKを着用した際に袖を捲らずに時間を確認できるパッチポケットをデザインしました。極端な話、別になくても困らないディテールではあります。だけど、こういった遊びがファッションに奥行きを与えたりもすると思うんです。

ーーこういった長年のG-SHOCKユーザーの方が喜んでくださるデザインだけでなく、今の時代にフィットしたデザインも加えていただきましたよね。

中田:90年代と今とで何が大きく違うのかというと、やはりガジェットの進化&普及にありますよね。そういった部分を念頭に置いたデザインもあります。

ーーGジャンのデメリットというとポケットが少ないこと。そこを解消したディテールということですよね。

中田:やはりスマートフォーンは今の時代に欠かせないツール。出し入れがしやすい専用ポケットを採用しました。反対側にはもう少し大きなポケットをつけることで財布やエコバックなどが収納できます。また、裏地にはさらに大きめのポケットをあしらってもいます。ちょっとの移動くらいだとバッグいらず。一見シンプルに見えて実用的な機能が備わっているんです。

ーーTシャツも一見普通のアイテムですが、こちらにもCORDURAが使われています。勉強不足で申し訳ないんですが、CORDURA製のTシャツというのを今回はじめてみました。

中田:デニムのセップアップを作るとなればやはり無地Tシャツは必須アイテム。しかし、普通のものでは面白みがないのでカシオさんは満足してくれないですから(笑)。CORDURA製なので他のTシャツと比べると非常にタフ。どしどし着て洗濯しても首わまりのヨレが少ないハズです。

ーーこちらにも90年代の要素を取り入れていただきました。

中田:この年代はヘビーウェイトのものが人気でしたので今回のTシャツも生地はかなり厚めに設計しています。さらに襟元には当時主流だったバインダーネックをイメージしています。

ーーこの他にも細かなディテールに遊び心を宿していただきました。

中田:DW5600をモチーフにした八角形を胸ポケットに施し、ステッチワークでGを表現しています。ただ、同系色なのでそこまで目立つこともなくほどよく主張してくれます。

ーーデニムのパッチにも遊び心を入れていただきましたよね。

中田:こちらにも八角形をイメージしたパッチを施しています。DW5600とほぼ一緒のサイズ感なんですよ。

G-SHOCK PRODUCTSが提案する
ライフスタイルと今後のプラン

ーーこのアイテムを通してお客様のライフスタイルがすこしでも豊かになればと考えております。中田さんは同製品をどういったライフスタイルに取り入れてもらいたいですか?

中田:BEAMSでは時代のカルチャーに寄り添えるような提案を強く意識しています。このプロジェクトで意識しているのはアウトドア需要。今回のプロダクトだと汚れても洗えるし、タフだから膝をついても問題ありません。怪我から身を守ってくれる素材でもある。キャンプや釣りにも十分に対応してくれますよ。

ーーサイズ感は現代的ですしディテールも凝っていただいているけど、やはり定番アイテムであることに変わりはない。冠婚葬祭以外ならどこにでも着ていかれますよね。最近は働き方改革でフォーマルな着こなしでの出社がOKになった企業様も多い。私はこれで出社してみたいと思っています。

中田:それは嬉しいです。

ーーそれでは最後にこのプロジェクトは今回を柿落としに今後も継続予定です。そのプランを少しだけ説明していただけますでしょうか?

中田:カシオさんはジャパンプライドを大切にされている企業。ですから、日本発信というものを一つの軸とし、同じくジャパンプライドを大切にする企業の方とのコラボレーションなども展開していく予定です。そして日本流の発信の仕方、春夏秋冬を軸に年に4回のリリースを考えています。なので次のプロジェクトは夏。今度は洋服ではないプロダクトを展開する予定です。

ーーではそのタイミングでまたお話をお聞かせください!

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