G-SHOCK
created by
UNDEFEATED
ストリートでのタフネスという
共通項から生み出されたプロダクト

制約の中に生まれる
新たなクリエイション
G-SHOCKとUNDEFEATED。両ブランドに共通しているキーワードがある。
ともにストリートのタフさ、力強さを掲げる両者が4度目となるコラボレーションを発表する。
どのような思いでプロダクトを生み出しているのか。
グローバルCEOであり、デザイナーも務めるエリック・チェン氏に話を聞いた。
Interview
with Eric Cheng [UNDEFEATED Global CEO]
「UNDEFEATEDにとって常に重要なのは『本物』であること。お客様に迎合するだけでなく、自分たちが表現したいものに忠実に、一貫して実行する。10年後も誇りを持つことができるモノづくりを行っています。
G-SHOCKはこの考え方に近しいものがあると思います。製品づくりに一貫性があり、細部に至るまで配慮がなされている。特に耐久テストには厳格なルールが設けられており、様々な制約が存在します。自由な中ではなく、与えられた枠の中でどのようにブランドをデザインするのか、それがG-SHOCKとのコラボレーションでの一番の挑戦であり、楽しみなのです。UNDEFEATEDは誕生から25年を迎え、当初よりもお客様はより落ち着いたデザインを求めるようになりました。今回のコラボではブランドの根幹にあるスポーツやミリタリーの要素と、大人っぽさをどうやって両立させるかがテーマでした。そのために採用したのが、取り替え可能なバンド。我々を象徴する柄であるカモ柄とシックなブラックを用意し、気分によって替えられるようにした。そして新たに選んだDWE-5600というモデルが重要です。個人的にもお気に入りのこのモデルは、まだデジタル時計が新しかった時代に生まれた私にとって、当時の面影を残す『デジタル時計の素晴らしさ』を感じることができるモデルなのです」。
G-SHOCKは本物の価値があるブランド
「G-SHOCKにはほかの時計にはない大きな魅力があると思います。それは大きな変化を加えず、無理に消費者にデザインを合わせようとしないところ。これは自社の価値をよく理解しているブランドである証なのです。そして購入者もその製品の魅力を理解して着用している。こうした本物の魅力があるブランドだからこそG-SHOCKとのコラボレーションはほかのどのコラボレーションにもない満足感を味わうことができるのです」。一人のG-SHOCKファン、そして時計好きとしてデザインを行うエリック氏。「UNDEFEATED=無敗」を謳うこのブランドのロゴは「ファイブストライクス」と呼ばれ「勝利」を意味するメッセージが込められているが、新作の液晶部にもそれがデザインされている。手首に勝利のメッセージを携える。そんな自信さえみなぎってきそうなお守りのような腕時計に仕上がっている。


UNDEFEATED La Brea
111 South La Brea Ave, Los Angeles CA 90036
+1 (323) 937-6077 Mon-Sat : 11AM-7PM Sun : 12PM-6PM
UNDEFEATEDとG-SHOCKによる歴代コラボレーションの数々。第1弾~第3弾はDW-6900がベースになっていたが、第4弾コラボの今回はモデルをDWE-5600へ一新。取り替え可能な3パターンのストラップやUNDEFEATEDのロゴが浮かび上がるバックライトなど時計好きのエリック氏らしいギミックの詰まった一品となっている。
Photography. Kevin Amato
Interview & Text. Katsuya Kondo _THOUSAND
Profile.
Eric Cheng
eBayでのスニーカー販売からキャリアをスタートし、自身のブランド「Bait」の立ち上げ、経営と並行しUNDEFEATEDのグローバルCEOとしてブランドの市場拡大を行う。大の時計好きとしても有名であり、2024年にはGQ Globalが選ぶ「Watch Collector of the Year」も受賞した。
THISTIME MAGAZINE
Los Angeles Creator's Creative Scene