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GA-V01

 

 

 

G-SHOCK初号機復刻モデル
「DW-5000R」× カルチャーの本質を
表現する者たちの“大切な時間”

1983年に「壊れない時計」として誕生したG-SHOCK。その記念碑的な初号機「DW-5000C」が、当時のディテールのまま「DW-5000R」として昨年12月に復刻発売され大きな反響を呼んでいる。G-SHOCKの原点であるこの復刻モデル「DW-5000R」を軸に展開する本企画では、「G-SHOCK初号機 = 本質」をテーマに、日々を自分のリズムで生きる人物にフォーカス。登場するのは、スケーター、バーバー、映像ディレクター、BMXライダー、モデル。

彼らが共通して持っているのは、“自分が大切にしている時間”。

それは決して、外に向かって見せる派手な瞬間ではないかもしれない。でも、自分らしくあるために欠かせない時間。技を磨く、準備を整える、静かに考える、身体を動かす──彼らはそうした瞬間を大切にしている。彼らの “等身大の強さ”の源となっている、日々のルーティーンワークや大切にしている時間を紹介する。

  BASHI  

BMXライダー、BASHI BURGER CHANCEオーナー

スケートパークとハンバーガーショップの融合

埼玉県川口市にあるスケートパーク&ハンバーガーショップ「BASHI BURGER CHANCE」。先日10周年を迎えたこのアミューズメントパークのようなショップを運営するのがBMXライダーのBASHI氏だ。彼は長年BMXライダーとして活動する傍ら、ふと訪れた「SUNNY DINER」という老舗ハンバーガーショップにとことん惚れ込み、7年半の修行を経て独立したという経緯を持つ。川口市でこの倉庫物件に出会い、好きなものを詰め込んで作り上げたこのショップは、いまでは幅広い世代のライダー達から支持されるなくてはならない場所に育った。10周年パーティーの際にBMXで“顔着”したという傷と共に笑顔で迎えてくれたBASHI氏に、日頃大切にしている時間を教えてもらった。

BASHI BURGER CHANCEは、みんなで遊べる最高の場所。

「やっぱり家族や仲間といる時が一番大切な時間ですね。僕は寂しがり屋なんで、みんなでワイワイしたくてBBCのスタッフみんなで10周年のパーティーも企画したんですよ。大阪や沖縄など全国から友達が来てくれてテンションが上がって怪我しちゃいましたけど(笑)。10年続けていると、このパークでBMXをはじめた小学生が、高校生になって彼女ができたとかそういう話を聞いたりもするし、BMXのコンテストで優勝したとか、そんな子供達の成長が見れたり、そうやってみんなで一緒にいるのが好きなんです。そういう空間が好きでこの場所をやっているので、僕にとっては最強の場所ですね」。

ハンバーガーショップもBASHI氏のアイデアが存分に詰まっていて、試行錯誤しながらおしゃれ工務店、本間工務店さんに作ってもらったそうだ。「一日の中で集中する時間は?」という問いにも楽しそうに答えてくれた。

「年齢的にBMXにストイックに乗れなくなってきましたが、やっぱりBMX乗ってる時は集中してますね。怪我したくないですし(笑)。もちろんハンバーガー焼いてる時もがっつり集中してます!」

G-SHOCKは同い年の「間違いない」存在

BASHI氏はかつて、G-SHOCKもサポートしていたBMX日本一のお祭り「PERUGIA CUP」も仲間たちと主催していた。長い付き合いになったG-SHOCKについて改めて好きな部分を聞いた。

「僕は83年生まれでG-SHOCKと同い年なんですよ。G-SHOCKは小さい頃から気がついたら腕につけていましたね。BMXに乗っていても、ハンバーガーを焼いていても、いい意味でガサツに扱えるというか、気を使わなくていい感じがカッコいいと思うし好きなところです。包丁があたっても、チャリでこけても大丈夫。ほんとにタフですよね。こいつは安心感がありますよ。こういうカルチャーには一番向いてるんじゃないですかね。間違いないです」。

BASHI
BMXライダー、BASHI BURGER CHANCEオーナー

BMXライダーでありながら、埼玉県川口市にスケートパーク兼ハンバーガーショップという異色の組み合わせのショップ「BASHI BURGER CHANCE」を運営。大会やスクール、若手育成なども精力的に行なってきたシーンの重要人物。ハンバーガーのみのショップは池袋にもあるのでそちらもぜひチェックを。

Website https://www.bashiburgerchance.com/
Insta @bashi_burger_chance

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  Daichi  

WWTALKSバーバー

カルチャーが交差するバーバーショップ

目黒区・東山にあるバーバーショップ「WWTALKS」。その代表を務めるDaichi氏を訪ねて仕事中の店内に入った。店内は、様々なカルチャーに関わる人たちが多く来店していることが一目瞭然なほどに、多くの仲間のアーティストたちの作品が所狭しと飾られており、Daichi氏の醸し出す雰囲気と共に唯一無二の空間になっていた。彼の丁寧な仕事ぶりを撮影させてもらいながら、日々大切にしている時間について話を聞いた。

「技術だけでなくサービス業」。顧客と会話する大切な時間

「やっぱり、お客さんと会話する時間は大切にしていますね。長い付き合いのお客さんがいつもと違う雰囲気でお店に入ってきた時とかは、何かあったのかなと思ってその話を聞き出してあげたり、ケアしたりということは意識しています。技術を提供するだけでなく、サービス業でもあると思っているので。それとプライベートでは、自分に子供ができたので家族の時間は大切にしていますね。それとお風呂に浸かる時間を大切にしています。お風呂に毎日浸かるようになってから割と体の調子もいいし、メンタルのバランスも取りやすくなった気がします」。

撮影させてもらったこの日はお客さまにコーンロウを施すとのことので、施術時間は約3時間ほどになるという。時折談笑も交えながら集中して丁寧に編み込んでいくDaichi氏。どのように集中力をキープしているのだろうか。

「本当に集中できるのは、作業を始めて10分後くらいからじゃないですかね。今日やっているコーンロウやドレッドなど時間のかかる時はやっぱり集中力は切れちゃいますね。そういうときは無理をせず、お客さんと一緒に休憩してリセットするようにしています。ある意味、お客さんとの共同作業でもあるので」。

とても優しそうな口調で話すDaichi氏。ちょうど休憩するというタイミングになったので、G-SHOCKについて、そして今回腕につけてもらったG-SHOCK初号機復刻モデル「DW-5000R」についての印象を聞いた。

G-SHOCKは防水なのでこういう仕事にはもってこい

「G-SHOCKは結構持っていましたね。若い頃の自分でも手を出しやすい価格帯で、カラバリなどもいろいろあって、その日のファッションに合わせやすいなと思っていました。あとはやはり防水だし、こういう仕事にはもってこいですよね。初号機って何においてもやっぱり良いですよね。一番力が入っているモノだろうし、それをリバイバルするのは初志貫徹という意味でもすごく良いと思います。やはりそれが無ければ始まってないですからね」。

Daichi
WWTALKSバーバー

目黒区・東山のバーバーショップ「WWTALKS」のオーナー。人気店のためアポイントメント・オンリーとなっているが、ストリートカルチャーのキーマンたちが常連に名を連ねるなど、知る人ぞ知る名店である。

Insta @daichi.wwt


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  Leon Kaetsu  

スケーター

スケートボードの上から見つめる未来

ニューヨーク生まれ葛飾育ちの嘉悦礼音(カエツ・レオン)。彼はZ-FLEXスケートボードのチームライダーであり、アート集団「栄福プロダクション」としても活動する21歳の気鋭のスケーターだ。いつもスケートボードを練習していたという馴染みのスポットで待ち合わせ、日常の生活のなかで大切にしている時間について聞いた。

生きている時間を大切に使いたい

「自分の目標に向かっていくステップがあり、それを育む時間を大切にしています。スケボーをする時間、家で作品を作る時間、それらをする為に仕事をする時間。本当に時間を無駄にしたくないと思っています。もちろん仲間達と会う時間も大切です。生きている時間を大切に使いたいですね」。

この撮影の数日後にはカナダのバンクーバーに行く予定があるという。そこでもスケートボードの映像制作や作品作りなど、自身の名を世に広めるために動きたいと、野心を感じさせる眼差しで話してくれた。

「集中すると周りの声や音が入ってこなくなってしまうんですよね。誰かを無視しているとかじゃなくて、本当に自分の世界に入っちゃうんです。でもそれって本当に好きなことに集中している時だけです。スケボーをしている時、作品を作っている時、そういう時は本当に周りの事が入ってこないですね」。

G-SHOCKは初めて自分で選んだ時計

腕につけたG-SHOCK初号機復刻モデル「DW-5000R」を触りながら、子供の頃、初めて祖父に買ってもらった時計がG-SHOCKだったという話を教えてくれた。

「おじいちゃんと軽井沢にいる時に、急に時計を買ってやるって言い出してお店に入ったんです。その時に選んだのがG-SHOCKでしたね。オールブラックのモデルでした。G-SHOCKのことは小学生の頃から知っていたのでそれで選んだんだと思います。今日着けたこのタイプは小さめで着けていても気にならないのが良いですね。初号機ってことはレトロな感じなのかと思ったんですが、古さは全然感じないですね。なんならちょっと新しい感じがします。」

Leon Kaetsu / スケーター

ニューヨーク生まれ葛飾育ちの嘉悦礼音(カエツ・レオン)。Z-FLEXスケートボードのチームライダーであり、アート集団「栄福プロダクション」としても活動。

Insta @leonkaetzu.___/


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  MARCO  

映像ディレクター、MNSKWSクリエイティブディレクター

興味の向くままに追求するクリエイティブ

今年1月にBMXレーサーを追ったドキュメンタリー映画『LIFE IS SNAP』を自主制作したばかりのMARCO(マルコ)。自身もフィックスドギアライダーとして長年活躍し、その後クリエイティブレーベル「MNSKWS(マナーズノウズ)」や、クリエイターが集まる路地裏ダイニング「ALL GREEN island / alley」を手掛けるなど、多岐に渡る発信を続けているキーパーソンだ。今回は映像編集を行う拠点にて、日々のルーティーンワークを撮影させてもらった。

大切な一人だけの時間、心底好きな奴らと過ごす時間

「僕は起きてから家を出るまでの一人の時間を大切にしていますね。結構時間をかけて考えるタイプなんですよ。今日あれやって、その後これやって、ということを時間をかけてイメージするんです。そうするといざ実際にやる時にスムーズに上手くいくんですよね」。

渋谷にある仲間とシェアしているというオフィスのデスクで、「大切な時間は?」という問いにMARCO氏はそう答えてくれた。さらに、楽しそうな表情で続けた。

「心底好きな奴らと過ごす時間が好きですね。仕事が終わって仲間と酒を飲む時間。それは一日を振り返る時間でもあり、次へのアクションを、同じバイブスの仲間と話す時間なんです。自分から誘うような人たちって、ほんとに好きな人とか気になってる人、興味がある人しかいないじゃないですか。そういう人たちと会う時間はやっぱり大切ですよね」。

映像撮影、編集、ライディング、デザイン、飲食店など、多ジャンルに渡って活動を行っているが、そのアイデアは仲間とのコミュニケーションから生まれてくるのだろう。しかし、良いアイデアがあっても実行に移すのは大変なはずだ。

「やるって決めたらスイッチはいつでも入れられますね。それは大会とかに出てた競技者の頃に培った感覚かもしれません。でもやりたくないことには絶対スイッチは入らないので、自分がやることに納得できているかどうかが重要です。決まればバチっと入りますね。このデスクはとても集中できますよ。やっぱり好きなものに囲まれているのでアイデアも浮かびやすいですよね」。

カルチャーの中で見てきたG-SHOCK

最後に、今回着けてもらったG-SHOCK初号機復刻モデル「DW-5000R」やG-SHOCKについての印象を聞いた。

「裏原のカルチャーが好きだから、いろんなブランドとG-SHOCKのコラボモデルをいくつも見てきたんですよ。だから、エクストリームシーンに向けてタフだからという理由よりも、僕が好きなカルチャーの中で長年見てきたG-SHOCKのイメージの方が相当デカいですね。あとG-SHOCKはやっぱりオリジナルっていうイメージが強いです。しかも初号機ってなると尚更いいですよね。なんでも最初ってすごいし、僕たちのカルチャーって、身に着ける物が持っているストーリーが大切じゃないですか。そういう意味でも初号機は最高っすね」。

MARCO
映像ディレクター、MNSKWSクリエイティブディレクター

クリエイティブレーベル「MNSKWS」、カフェ&バー「ALL GREEN island / alley」ディレクター。自身もライダーとしての経験を持ちながら、BMXライダーを追ったドキュメンタリー映画『LIFE IS SNAP』を発表し話題となっている。

Insta @_m_a_r_c_o


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  Yuki Sugimura  

モデル、ダンサー

アクティビティーによって研ぎ澄ます感性

モデルとして活動しながら、限られた時間をうまく使い、ダンス、フリーダイビング、トレッキングなど様々なアクティビティーに取り組んでいる杉村友規さん。この日は都内のダンススタジオで待ち合わせ、日々のルーティーンとして行なっているトレーニング風景を撮影させてもらった。

ダンスに集中することで、自身の内面をリセットする

「ダンスは私の中でモチベーションを上げる一つの時間になっています。一人でスタジオに入ることが多いのでとても集中できるし、自分自身のリセットボタンを押せるような感じがしますね」。

入念なストレッチを行いながらそう話してくれた彼女。自身のコンディションを確かめるように、鏡の前に立ち指先まで神経を研ぎ澄ます。

「坐禅を組んで瞑想したりもするんですが、ダンスも感覚的にはちょっと似ていると思っています。ダンスしている間、耳で音をキャッチしているんですが、感情的には無になっていくというか、動きに集中して没入していく感覚です」。

しっかりと感じる初号機の重み

アクティブな動きで集中力を高めることは、モデルという表現者にとって自身を見つめるために必要なことなのかもしれない。最後に、今回着用してもらったG-SHOCK初号機復刻モデル「DW-5000R」についての印象を聞いた。

「とてもカッコいいですね。私がいつも使っているものより少し重たいなと思ってカシオの方に話を聞いたら、この初号機復刻モデルは当時と同じスクリューバックっていう裏蓋の閉じ方を採用しているので金属のパーツが多いらしいです。でもその重さがしっかりしている印象でとてもしっくりきました。私は海でフリーダイビングをするときもG-SHOCKを着けているんですよ。“そろそろ1分40秒だな”とか時間を測っているので、私には無くてはならない存在ですね」。

杉村友規
モデル、ダンサー

モデルとして活動する傍ら、ダンス、フリーダイビング、トレッキング、瞑想など、自身の感覚をリセットするためのアクティビティーを日々探求している。東京、山梨、沖縄の三拠点生活を経て、現在は東京在住。

Insta @yuk1nco

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DWE-5600UD-1

DW-5000R-1AJF

オンラインストア価格

¥ 33,000(税込)

時計の歴史に名を刻む金字塔

「落としても壊れない時計を作りたい」というシンプルかつ革新的なコンセプトのもと1983年に誕生したG-SHOCK。その歴史がスタートした最初のモデルである「DW-5000C」を忠実に復刻したのがこの初号機復刻モデル「DW-5000R」だ。2024年12月に発売されるやいなや多くのユーザーから求められ、現在でも入手困難な状況が続いている。40年以上に渡り進化を続けているG-SHOCKはこれまでに多くの魅力的なモデルを展開してきたが、やはりこの金字塔ともいえる初号機復刻モデルは、時代を超えた存在感を放っているといえるだろう。

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